目測で、弾道を予測。
このままだと直撃。
キーヤを片腕でホールドし、天馬の腹を蹴って速度を上げさせこれを回避。
残りは、弾けた後の破片と炎。
キーヤが直接天馬を動かせないので、これはどちらも回避不可。
どちらも全てシルキスの受け持ち。
砲弾の到達まであと数瞬。
爆発まで、さらにもうあと数瞬。
シルキスは、魔王殺しの黒い刀身を縦に構えた。
こうするだけで、どんな攻撃もとめられる気がするから勇者の頭はめでたい。
その勇者モードに入ったシルキスの頭に、ちょっとだけ魔王さまの顔が浮かんだりもする。
「いっけーーーーっ!!!」
で、その魔王さまの声が、耳を通してはっきり頭に届いた。


