勇者の血が騒ぐ。 魔族が吐き出すものなど、全て消し去ってしまえ。 やれば、できる。 いや、できて当然。 たかが数十、数百の熱塊で、 勇者をどうこうしようなどと二度と考えられないように、 いや、 何もかも考えられないように、 元から全部壊してしまえ。 シルキスは、進んで自分にスイッチを入れた。 唇が黒い笑みで歪む。 幽霊船はシルキスの望みどおり、主砲を放つ。 ……こいっ。