キーヤは上昇気流の中を進む。 シルキスは、追って来る炎達との距離をはかる。 天馬がどれだけ昇っても、炎達との差は開かない。 風の中を進む速度は互角。 キーヤは炎達が衰えるのを待ったが、燃え具合も足も勢いは全く落ちない変わらない。 キーヤは、風が上昇から下降に切り替わる場所を見つけた。 「降りるぞっ」 キーヤは、シルキスに叫んで下降に切り替える。 「うおっ」 シルキスにとって、それは降りるというより、落ちるといった方が正しかった。