魔王さま100分の2


その主砲が放れた。
やはり3×3の9発。

非常識な火力で、天馬の後を一直線に追いかけてくる。

が、直線であるゆえ避けやすい。

一発の威力はでかくても、数が少ないなら網にはかからない。

キーヤは爆発後の散弾まで考え、大きく天馬を横にスライドさせた。

目論見どおり、砲弾は大きく外れる。
キーヤ達に影響のでないところで爆発。

風向きも考えて避けたので、散弾となった破片は全て天馬に届かず流される。

……はずだった。

砲弾が弾けた後、破片の影から数銃体もの炎の塊が飛び出してきた。

破片が流されて海に落ちていく一方、

炎達は、意志を持った獣のように風を越えて襲ってくる。