魔王さま100分の2


キーヤはローリングをやめ、
ローリングをやめた天馬は波よりも速く海を駆けて、

前方にあった大波を後ろから追い越す。
そして、素早く波を背負うように前へ。

波と競争しながら、水の壁を幽霊船との間に作る。

幽霊船から見て、波のむこうに消える勇者達。

幽霊船は、邪魔な波ごと破壊することを選んだ。

3本×3列の主砲から一斉砲撃。

九つの巨大弾が糸をひいて波を食い、小さな島なら地図から消してしまうほどの爆発で、雨と水柱に変えた。

ゴバーンッ。
音が遅れて聞こえる。

消し飛んだ波の跡に勇者達はいない。
一緒に吹き飛んだ。

と、思わせ、今度は上空高く逃げていた。