キーヤはローリングをやめ、
ローリングをやめた天馬は波よりも速く海を駆けて、
前方にあった大波を後ろから追い越す。
そして、素早く波を背負うように前へ。
波と競争しながら、水の壁を幽霊船との間に作る。
幽霊船から見て、波のむこうに消える勇者達。
幽霊船は、邪魔な波ごと破壊することを選んだ。
3本×3列の主砲から一斉砲撃。
九つの巨大弾が糸をひいて波を食い、小さな島なら地図から消してしまうほどの爆発で、雨と水柱に変えた。
ゴバーンッ。
音が遅れて聞こえる。
消し飛んだ波の跡に勇者達はいない。
一緒に吹き飛んだ。
と、思わせ、今度は上空高く逃げていた。


