雨と風の中でも、巨鳥はしっかりと船に降りた。 シルキスが魔王さまとヘナを抱えて下に降りると、やはり船員達が魔王さま目当てで集まってくる。 「でむかえご苦労、私が魔王だ」 シルキスにローブを着せてもらいながら、やっぱり威張ってみせる魔王さま。 船員達はもれなく喜ぶので、これが初めて会った魔族達への一番のサービスなのかもしれない。 ただし、今度は幽霊船を目前に控えているので、戯れはほどほど。 幽霊船への接近手順を素早くまとめる。