砂浜に出る一行。 シルキスは、陸に上げてあった小船に魔王さまとヘナを乗せてから、勇者パワーで海まで押していく。 船は苦もなく砂をかきわけ、底を海に乗せる。 「よっ」 シルキスは、海に浮いた船に軽い動作で乗り込んだ。 キーヤは、天馬の背に乗って先導。 仲間が待つところまで案内役となる。 シルキスは、天馬の尾を目印に船を漕ぎ出した。 勇者の力は、ひと漕ぎずつ確実に船を島から離す。 さようなら魔王さまの島。 シルキスは、胸の中で別れを告げておいた。 ──魔王さまと朝帰り