「それとな、」 キーヤは、視線をシルキスに戻す。 「おまえが試す前に、俺が魔族として船に乗り込んでやる。それで様子をみろ」 昇っていく朝日。 陽の輝きは、 よりはっきりと地上に色をつけていく。 「いいのか?」 「人間の勇者に言われるまま、見張りと運び屋ばかりをするのは癪なだけだ」 「あー、」 シルキスは、キーヤに何を言うべきか考えた。 「とりあえず死ぬなよ」 「死ぬかっ」