「うむ、気をつけてやる。気をつけてやるから、まずは泳ぐぞ。海へ進め」 「泳ぐなら水着を着ましょう。どうせ、荷物に紛らせて持ってきているのでしょう?」 「なにを言っているんだ、おまえは?」 魔王さまは、不思議なものを見る目でシルキスを見た。 「水着など、最初から下に着ているに決まっているだろう?おまえは違うのか?」