にへにへ~っと笑う魔王さま達。
泡だて、泡だて、へナを磨く。
「……はぅぅ」
こうなっては、逆らっても無駄だと諦めるヘナ。
身も心も翼も預けて、されるままになる。
「……後で魔王さまも洗いますからね」
「おう、順番だ」
金の魔王さまは、上機嫌で答える。
以前は必要ないとあまりしなかった身洗いだが、シルキスと一緒に暮らすようになってからは、こまめにするようになった。
風呂上りに石鹸の良い香りを身につけていると、シルキスが喜ぶのを知ったからだ。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…