魔王さま100分の2


シャチの背に、両手と顎を乗せた状態で魔王さま達とヘナ。

「私も、アイオネと一緒に寝てみたいな」
「寝ればいいだろ」

「でも、アイオネは夜になると外だし」
「……寝るだけなら、昼間でもいいのでは?」

「おお、それだ!」
「さすが、へナは賢いな」

「……きゃ」

魔王さま達は、二人そろってヘナの頭をなでる。

さらに、黒の魔王さまはヘナの背中に目をむける。

関心を持ったのは、お湯からはみ出ている翼。