シャチの背に、両手と顎を乗せた状態で魔王さま達とヘナ。 「私も、アイオネと一緒に寝てみたいな」 「寝ればいいだろ」 「でも、アイオネは夜になると外だし」 「……寝るだけなら、昼間でもいいのでは?」 「おお、それだ!」 「さすが、へナは賢いな」 「……きゃ」 魔王さま達は、二人そろってヘナの頭をなでる。 さらに、黒の魔王さまはヘナの背中に目をむける。 関心を持ったのは、お湯からはみ出ている翼。