魔王さま100分の2


「それでそれで」
「……私も聞きます」

黒の魔王さまに続いて、
近づいてくるヘナ。

「聞きたければ、もっと近づけ」

シャチを押しのけ、3つ頭が集まる。

「でな」

「へえええ」
「……」

「ときはな」

「おおぉっ」
「……」

「シルキスのやつ」

「ふわっ」
「……」

「もう私はっ」

「……」
「……ぽっ」

シルキスが聞いていたら、
顔を真っ赤にしてとめにくる会話。