黒の魔王さまは、湯の中で両足を揺らめかした。 黒の魔王さまも、また、魔王さま体質なので裸を守る意識は非常に薄い。 「ところで、シルキスとの外の生活はどう?さっきまでは、本人がいたから詳しく訊けなかったけど」 「それは、シルキスがいないうちに、シルキスの前では話せないことを聞かせろという意味だな」 「もちろん」 「よかろう」 金の魔王さまは、シャチを手放した。 「……ふうぅ」 ヘナは、すっかり湯に溶けこんでくてくてになっている。