「僕が開けにいったほうが良いでしょうか?」 「おまえ、目は?」 「だいぶ落ち着きました」 「よし、行け」 「待ちなさい、外にいるのは、あなた達の仲間なのですか?」 アイオネが、シルキスをとめた。 「おそらく」 「では、私が行きます。私はこれ以上、侵入者が増えることを良しとしません」 アイオネは、勇ましく言う。