ゴオオオオーンッ。 響く、アイオネが蹴り開けたときに匹敵する音。 門は開きはしなかったが、 その場で合わせ目が細かく振動する。 「次は、何?」 アイオネは、厳しい目でシルキスを見た。 シルキスと魔王さまは、顔を見合わせる。 「えっと」 「ふむ」 心当たりを探るふたり。 その間にも、門は激しく鳴り続ける。 ゴオオーン、ゴオオーン、ゴオオオオーン。 「相当、怒ってるな」 「相当、怒ってますね」 「おまえのせいだな」 「やはり、そうでしょうか?」