「お話中に失礼します、魔王さま。ここの勇者が帰って来ました」 シルキスは、上の魔王さま達に言った。 「アイオネがっ、どこ?」 「見えんぞ」 魔王さま達は、ハシゴから身を乗り出す。 ちょっと危ない。 「あそこです。それから落ち着いてください、危険です」 シルキスは、海を指差す。 こうしている間にも船はどんどん近づいている。 灯りは大きくなり、魔王さま達にもはっきり見えた。 「おおっ」 「アイオネ~」 手をふる黒の魔王さま。