魔王さま100分の2


「お話中に失礼します、魔王さま。ここの勇者が帰って来ました」

シルキスは、上の魔王さま達に言った。

「アイオネがっ、どこ?」
「見えんぞ」

魔王さま達は、ハシゴから身を乗り出す。
ちょっと危ない。

「あそこです。それから落ち着いてください、危険です」

シルキスは、海を指差す。
こうしている間にも船はどんどん近づいている。

灯りは大きくなり、魔王さま達にもはっきり見えた。

「おおっ」
「アイオネ~」

手をふる黒の魔王さま。