「これで、我々は君達魔族の条件を全て受け入れたと思っていいのかね?」 キーヤに訊ねる代表達の顔色も悪い。 余裕がなくなって、言葉遣いが少しぞんざいになる。 「ああ、礼の言葉が欲しいなら礼を言う」 そう、アイオネが呼び出される前に、魔族と人間の取引きは全て終了していた。 終了していたからこそ、アイオネはこの場に呼びつけられ、空になった島にシルキス達は堂々と上陸できた。 「確認しておくが、我々が見過ごせるのは魔王どうしの対面までだ。こちらの魔王を外に連れ出すことは許されない」