★愁★


『ぅうー…大好きぃー…』


そう言って俺の腕の中で顔を赤くしてる優雅は強く抱きしめると
脆く崩れそうなぐらい細くて…
俺の顔見て真っ赤な顔して笑ってる笑顔が可愛すぎて


俺が守る…



あれ?なんかこの気持ち…懐かしい…



-小学生の時-



『ぅうー…』


優雅だ。
あぁ…そうだ。
昔優雅の家親の帰り遅くて泣いてたんだ…



『大丈夫!俺が守ってやるよ!!』



そっか…俺、
優雅の笑顔見たくて毎日優雅の家行ってたっけ。
実はこの時から優雅の事好きだったのか…


あん時と、同じ気持ちだ。




椿の時とは違う…温かさ…




「俺も…好きだよ。


だからさ、ずっと俺ん中で笑っててよ。」




「っ!うん!!」



この笑顔をずっと守るんだ。俺が。





「じゃぁ、チュウでもしとく?」



「ぅっ///!!」



笑顔の恋。見つけた!!




★END☆