ドンッー レイトの胸を目一杯押した。 力を弱めていたからか、少しよろめいて、レイトは後ろに下がった。 「いっ…… 華夜、告らなかったのか?」 『誰‥に?』 「好きな奴…に。」 『悲しそうな顔してそんな事聞かないで!!』 「悲しい顔?」 『告れる訳ないでしょ! 私が好きなのは、レイト何だから!!』 ー本当は、こんな形で告白したくなかった。