“チョコレート”の妖精





『ーーレイト?
…私っ…』


「……ごめん…」



何、ごめんって‥

頭が追いつかない。



「俺は、華夜を‥好きになれない。」



好きに‥なれない?



レイトの顔を見ようと、空を仰ごうとした。

でも、出来なかった。

レイトに包まれたままだったから。