私は鞄を持って彼の後ろを追った。 ーー屋上。 「ねぇー。華夜ちゃんって彼氏居ないんでしょ?」 『ぅん…。』 「俺のコト好きって本当?」 『……ぅ‥ん。』 少しためらった。 だって、レイトの顔が一瞬頭をよぎったから‥ 「まじで!? うれしー」