終業のチャイムが鳴った。


「‥よ…華‥華夜…」


『へ、なに?』


「何って、アイツきてるよ。
華夜が呼ばれてんの!」


アイツー
それは、きっと私が好きだった…彼。




…って、呼ばれてる?私が!!





教室の扉には、黒髪をなびかせた彼。