私の右手には圭吾の手が繋がれていた。

あれ、鍵は?

辺りを見渡したけど見当たらなかった。


これは夢?

私は、あいている左手で頬をつねった。


痛い…

夢じゃないんだよね?


でも、どうして圭吾がここにいるんだろう。

起こしたい気持ちを抑えて、
圭吾が起きるのを待った。