好き。

私は入れたのだろうか
という不安が頭をよぎる。

私は負けず嫌いだから
夏美が入れたのに
私がスタメンに
選ばれなかったら
きっと立ち直れないだろう。

顧問の顔を見つめる。

一瞬目が合うものの
すぐにそらされた。