それでも、どおにか格闘したが俺の理性を保つ力がどっかに飛んでいってしまった。





梨花がお盆をテーブルに置いた瞬間、布団越しだけど、梨花を抱きしめた。





梨花はわっ!とかキャッとかゆってるけど俺は無言のまま抱きしめ続ける。





きっとふとんがなかったら俺やばかっただろうな。




それでも俺と梨花の距離は30㎝。





いつの間にか目と目はがっちり絡まっていた。





理性を保つには無理すぎるこの状況で、身の危険を感じた俺はとっさにテーブルに置いてあるポテチに目を移した。





その時の梨花がとても悲しそうな顔をしていたのに俺は全く気づかなかった。






「早く、食べないポテチ1人で全部食べるぞ~」



「ずる~いっ!あたしも食べる!」






「は?俺の方がいっぱい食べるし?とゆうか本当に全部食べてやるし!」





「だ~めっ。あたしのポテチだもん♪」




なんか眠くなってきたな~。梨花の声が子守唄に聞こえる・・・・・・・・・・・・・・・…・・・・・・・・・・・