修理は怒った!

 静音は儂を試そうとしている!
 修理の頭には、この小憎らしく愛しい者を虐め尽くしてやろうという思いが湧いた!

 わざと何事も無げに言う。
「そうじゃな。お前はそうでもしなければここまで辿り着けぬよな」
 静音はかちんときて、きっと怒りの目を向ける。
「お前を斬り殺す為じゃ!その為には何でもするわ!」
 そして上目で修理を見た。・・・なんと妖艶な目!
 修理のふぐりがびくりと上がった!

「万作様にやったように俺を抱いて見ろ!俺にはもう通じんかも知れぬぞ!」
「良いのだな」
 静音は挑戦的な目で修理を睨んだ。

 布団を引きずって床の間に付け、静音を柱に寄っかからせた。

 そして寝間着の帯を解き肩を剥き出した。右腕に包帯が巻いてある。静音の前に胡座をかくと静音はもう足を閉じられない。恐れからか小さな胸は震えている。