有香は秘宝がどんなものなのか、知らない。
別に興味ない。
見つかれば…それでいい。
なーんて思ってるけど、実は気になるんだよね!
…聞かないだけで。
その時!
クワークワー
スズランが警告するように鳴いた。
アレンと有香は身を固くし、剣を構えた。
ザザッ
ヘビのような妖怪が10匹ほど出てきた。
シャーシャー
威嚇するように鳴く、ヘビたち。
スズランが体を大きくした。
「なんだ、コイツラ」
「分かんない。…なにか狙ってるのかな?」
シュー!!
へびが鳴き、口から白い液体を吐き出した。
「キャッ」
有香は慌ててよけた。
「大丈夫か!?」
「うん…」
白い液体は地面の草にかかり、草は一瞬で枯れた。
「毒…?」
有香は呟き、アレンはよく見ようと有香の傍に屈んだ。
「アレン!!危ない!!!!」
有香は叫び、アレンをドンッと押した。
アレンが尻もちをつく…
「うっ…」
有香はうめいた。
アレンを押したときに出した右腕にヘビが噛みつき、毒がかかった。


