その声と共に山賊の一隊が木から飛び降りた。
手に手に剣を構え、2人を囲んだ。
一隊は緑で統一された服を着ていて、木の葉と同じ色をしている。
アレンとユカも剣を構えた。
「何ものか?」
山賊のリーダーらしき人物が聞いた。
「旅人だ」
ユカが答えた。
「お前は…まさか…」
一人の男が剣を取り落とす。
「な…何故だ…」
リーダー格の男も呟く。
ユカとアレンはさっぱりわけが分からず、首をかしげた。
「お前…シャリアン様か?」
「「え…」」
2人の声が重なった。
「お許し下さい、シャリアン様」
一隊は正座し頭を下げた。
「あの、私、シャリアンの血を受け継ぎますが、シャリアンではないです」
ユカが言った。
「シャリアン様の血を受け継ぐもの…?」
「ユカ様ですか?」
男が問う。
アレンとユカは顔を見合わせ、ユカは頷いた。
「何故、分かるのですか?」
「わたくしの名はサモンと申します。
わたくしたちの仲間は代々ある話を聞き、生きてきました。
内容をまとめて言うと…
アルドリアンが魔の手に落ちたとき、アルドリアン王国全体も魔の手に落ちるであろう。
しかし、王国全体が魔の手に落ちるのは千年後。
ある時、人間界からシャリアン様にそっくりなユカ様がアレン様と国を救う旅に出る。
ということです」
手に手に剣を構え、2人を囲んだ。
一隊は緑で統一された服を着ていて、木の葉と同じ色をしている。
アレンとユカも剣を構えた。
「何ものか?」
山賊のリーダーらしき人物が聞いた。
「旅人だ」
ユカが答えた。
「お前は…まさか…」
一人の男が剣を取り落とす。
「な…何故だ…」
リーダー格の男も呟く。
ユカとアレンはさっぱりわけが分からず、首をかしげた。
「お前…シャリアン様か?」
「「え…」」
2人の声が重なった。
「お許し下さい、シャリアン様」
一隊は正座し頭を下げた。
「あの、私、シャリアンの血を受け継ぎますが、シャリアンではないです」
ユカが言った。
「シャリアン様の血を受け継ぐもの…?」
「ユカ様ですか?」
男が問う。
アレンとユカは顔を見合わせ、ユカは頷いた。
「何故、分かるのですか?」
「わたくしの名はサモンと申します。
わたくしたちの仲間は代々ある話を聞き、生きてきました。
内容をまとめて言うと…
アルドリアンが魔の手に落ちたとき、アルドリアン王国全体も魔の手に落ちるであろう。
しかし、王国全体が魔の手に落ちるのは千年後。
ある時、人間界からシャリアン様にそっくりなユカ様がアレン様と国を救う旅に出る。
ということです」