パーティーが終わりかけたその時


「待ってっ!ハァ・・・ハァ・・・」


何こいつ。
かなり息切れしてる。


「なんですか?宝川真紀さん。今はパーティー中なんで・・・!」


すたすたと宝川真紀はお父様の所へ向かった。


「ば・・・買収なんてやめて下さいっ!」


はい?


「なんだね。君は。しもべ達、こいつを連れ出してしまえ。」

「はっ!!」


しもべが宝川真紀を連れて行く。


「ま・・・待ってよ!話があ・・・!」

宝川真紀が叫ぶ。

「お父様、ちょっとだけ、この子と話してもいいですか?」

何よこいつ。
妨害すんなっつの。
せっかくの
パーティーなのによ。


「おう。はやくな。」


「はい。」


私達は、応接室に移動した。