……え、浮く?
「キヨミ、ゆっくり目を開けて?」
言われて、そうした。
「うわぁあああっ」
ここ、どこ?
ってくらい私は、地上からはるか離れた高い場所に居た。
三階建ての学校の屋上が見下ろせるんだもの。
「あんまり暴れると落ちちゃうでしょ?
危ないなぁ」
私をお姫様抱っこしている潤が、目の前でくすりと笑った。
私は自分の手を、潤の首に回す。
ものすごく、密着度が高くって、それだけでドキドキする。
っていうよりは。
突然上空に連れて来られたことにすっかり舞い上がっていた。
「眺め、良いでしょ?」
「……うん」
落ち着いてくれば、確かに。
高層マンションの最上階のようなところから見下ろす街並みは圧巻で。
街路樹や、もう、緑の葉っぱに侵食されつつある桜たちが、力強い色合いで街を春色に染め上げているのがよく分かった。
地上よりは、気持ち冷たい風が、心地良く火照った頬を撫でていく。
「キヨミ、ゆっくり目を開けて?」
言われて、そうした。
「うわぁあああっ」
ここ、どこ?
ってくらい私は、地上からはるか離れた高い場所に居た。
三階建ての学校の屋上が見下ろせるんだもの。
「あんまり暴れると落ちちゃうでしょ?
危ないなぁ」
私をお姫様抱っこしている潤が、目の前でくすりと笑った。
私は自分の手を、潤の首に回す。
ものすごく、密着度が高くって、それだけでドキドキする。
っていうよりは。
突然上空に連れて来られたことにすっかり舞い上がっていた。
「眺め、良いでしょ?」
「……うん」
落ち着いてくれば、確かに。
高層マンションの最上階のようなところから見下ろす街並みは圧巻で。
街路樹や、もう、緑の葉っぱに侵食されつつある桜たちが、力強い色合いで街を春色に染め上げているのがよく分かった。
地上よりは、気持ち冷たい風が、心地良く火照った頬を撫でていく。


