それでもわたしは生きている


もう、悲しいとか、ショックとか、そういう感覚ではなかった。

この事を、どうナオキに伝えるのか、そしてどんな結論を出せばいいのかを考えながらナオキの帰りを待った。



深夜1時…


こんな時に限って遅い!


突然電話がなった。

「ユウカちゃん!ナオキのお母さんやで!今警察から連絡があって、金井病院に…」