それでもわたしは生きている


時は流れ、私の20歳の誕生日まで後3ヶ月。

あんなに浮気ばかりしていたナオキも、スッカリ落ち着いて仕事も頑張っている。


そんな中、ある友達が言った。

「ユウカ…ちょっと話あんねん。言うか言わへんか悩んでんけどな…」

「…何?どしたん?」

「前さぁ、ユウカとナオキ君と、あたしの友達のミチヨと4人で遊んだやん?あれからミチヨとナオキ君…チョコチョコ会ってたらしいねん…ミチヨがナオキ君の事、あんまり詳しく知っとうから問い詰めたら…」



……あぁ……
久々の感覚…



「ごめんなユウカ!ミチヨにはもうナオキ君とは会わへんって約束さしたから!あたしが連れてきたばっかりに、ほんまごめん!」



時として、友達は…
友達をあえて傷付ける。



この情報は、本当に私に必要だったのか…

そして、この小さな浮気の情報から、とんでもない方向へと私の人生は動き出した。