通された所は…
いきなり手術室?
「はい、じゃ、下着とってそこの台に上がって!」
言われるがままに動いた。
台に乗り仰向けになる。
両足を広げられ、固定された。
しばらく待たされると、年配の男の医者が現れた。
腰から下は小さなカーテンで誰が何をしているのかはわからないようにしてある。
いきなり何かを激しく突っ込まれ、激痛が走った。
い、痛い…
なんでこんな乱暴なん…
医者が私の目の前で、今まで見たことのない位大きな注射器の準備をした。
「お尻に麻酔打つから!」
私も往生際が悪い…
「あの!!やっぱり!すいません、もうちょっと考えます!すいません、今日はやっぱり止めときます!」
私は起き上がり、固定されていた両足を解放し、台から下りた。
看護師は呆れてる。
下着を着け、足早に手術室から出ようとした時、後ろで医者が言った。
「はよせなアカンで!」
……何を……?
いきなり出て来た私に
「え?もう終わったん?」
と問うナオキに何も答えず
「いいから早く!」
と引っ張って外へ出た。
ナオキの目が吊り上がってる…
恐い…
