それでもわたしは生きている

アケミ先輩なら安心やけど…
甘えていいのかな?


遠慮すると逆に怒られる。

「そんな高い保育料払って、知らんとこ預けたらソウタが可哀相やろ!!」

「はい…すんません…」



夜間保育代がいらなくなったが、スーパーのパートでは収入もたかがしれてる。

だけど、お客様の時間に合わせなければならない前の営業から考えると、随分ソウタと一緒にいる時間が増えた。


ソウタは明るく元気に、ベラベラと喋るようになった。


やっぱり私のせいやったんやね。

子供って、何にも考えてないように見えても、小さい身体と小さい心はちゃんと傷付いてるんやね。

それを知らせる方法が分からない…あっ!

そういえば、ソウタは夜間保育に行くのを嫌がった。

でもダダをこねたりしなかったから、大した事はないって…

勝手に思い込んで…

すっごい我慢させとったんやね。

ごめん…ソウタ…

お父さんいなくてごめんな…

ソウタに1度も

『お父さん!』

って、言わせてやれんくて、ごめんな…




地元に戻り、ソウタも喋るようになり、ホッとしたのも束の間…

今度は借り過ぎた借金の返済の為だけに借金する日々が始まった…