それでもわたしは生きている

仲が復活したアケミ先輩とは時々電話で喋る。


「アケミ先パァイ、やっぱりソウタ、私との生活がストレスなんかなぁ」

「こっち帰っといで!街も大分復旧しとぉで!帰ってきたら私もおるし、ソウタみたるやん!」

「でも…また仕事…」

「もう少しラクな仕事に変わったら?夜は週3日位やったらみといたるし、もう1回生活保護聞いてみ?」



この街に来て、楽しい思い出より、悲しい思い出の方が多い。

たった2年しかいないのに…



私は地元に戻る決心をした。

と言っても、新しい部屋を借りる費用…

取りあえず、この家を出る時に帰ってくるお金と…

後は…



いっぱい悩んだ。

引っ越すお金がないからこのままここにいた方がいいのか…

それとも…


いっぱい悩んで出した結論は、借金してでも地元へ帰ること。

そうじゃないと何もかもがダメになる。

そう思った。



家賃5万円のそのアパートは、駅から遠くて、ボロくて、どうしようもないけど、仕方ない。


私は時間のキッチリ決められたスーパーのパートに転職した。

夜はアケミ先輩の紹介で小さなラウンジに。

本当にソウタを預かってくれるという。