それでもわたしは生きている

「ソウタくん!お母さんにお話ししてあげないと、お母さん悲しいぃって言うてるよ!」

で、終わった。


仕方ない…
しばらく様子を見るしかないか…


2、3日様子を見たが一向に喋らない。



私は昼間、会社でグチってみた。

すると、年配のベテランセールスレディが口を開いた。

「タチバナさん、それはソウタくんのメッセージやない?」

「メッセージ?どんな?」

「それは、お母さんが見付けないと!ちゃんとソウタくんと向き合う時間作ってる?」

「向き合う時間?というと?」

「忙しいと思うけど、1日5分でもいいからソウタくんと遊んであげるの。本を読んだりお話ししたり、なんでもいいから、その時だけは他の事しないで、どう?してる?」

「してない…」

「してあげて、黄色が赤になってしまったら取り返しつかないよ」

「はい…」


とは言っても、夜の仕事がある時はどうやっても無理だ。

せめて、それ以外の日だけでもやってみるか!



「ソウタ!何しとん?」

おもちゃ箱に向かって、何かガチャガチャやってるソウタの後ろから声をかけた。

「ん!」

と、振り向いて私に手に持っていたおもちゃを見せる。