私は赤面しながら口をパクパクし、市原先輩を指さした。 『美羽、そろそろ行こっか。 』 そういうと市原先輩は私の手をひいた。 『えっ、行くってどこに‥?? 』 今だに赤面しながら私は聞いた。 『行くって俺の家に決まってるだろ。』 当たり前のように市原先輩は言った。 あ~そうだった。私はやっと先輩との約束を思い出した。