「鈴音ー準備出来たか?」


今日は啓くんが計画した例の企画の撮影の日。


あたしの家に啓くんと啓くんのマネージャーさんが迎えに来た。


「今行く!!」


あたしはなんだか緊張して寝れなくて、少しだけ寝坊してしまった。


「…お待たせ!」


「安東さん外にいるから乗るぞ。」


安東さんは啓くんのマネージャーさん。


ちなみに20代の男性。


「うん…!」


あたしは啓くんと安東さんの車に乗った。


「おはようございます!

お迎えありがとうございます。

今日はよろしくお願いします。」


「さすがだね。

あいさつがしっかりしてるよ。」


安東さんがミラー越しに笑った。


なんか…照れる…。