その時、誰かが近づいてきた。



あたしは俯いていた顔をあげた。



そこには理沙がいた。
まるで軽蔑するような視線をあたしに向けていた。


「……………何……?」

あたしが言うと、理沙は信じられない一言をあたしに放った。


「あたし達みんな、もう呪いから降りるから。」