次の日、 あたしは包帯で覆われた右手を 隠しながら学校へ向かった。 あの後、結局右手の爪を 全て剥がしてしまい手が使い物にならなくなってしまった。 正直、あたしは理沙と顔を合わせたくなかった。 (だけど学校には行かなくちゃ…)