「ねぇ、今ヒマー?
 
 俺直樹ってんだけど、一緒に遊ばない?」

「・・・は?」

第1印象は最悪だった



街をブラブラしていたあたしに声をかけてきたのが直樹だった

なんかチャラチャラしてて

あたしの大嫌いな類の人間

「だーかーらッ!今ヒマ?って聞いてんの!」

「ヒマなわけねぇだろ」

ホントはヒマだけど関わりたくないからそう言った

「ま、そー言わずにさ♪遊ぼうよ」

「うぜぇ。消えろ」

「君にそんなこと言われたら、俺泣いちゃうよ?」

『プチッ』

あたしは思わず直樹の胸倉をつかんでニラんでいた

「てめぇ、あんまり調子に乗ってんじゃねぇぞ?」