張り付いたかのように固定された爽やかな笑顔で、 及川脩は 爆弾を落としてくれた。 「・・・はっ?」 蕾も、由紀も。 開いた口が塞がらないってのは、 どうやらこういうことらしいな〜。 なんて呑気に考えていた脩の心はいざ知らず。 後に「大魔王」の異名をとることになる及川脩と、 まだマヌケ面のままの蕾さんの恋物語は どうやら、始まってしまったらしい。 「ひ、ひえぇぇぇ!!?」