「君は…?」 「蕾ちゃんの大親友の松原由紀ですっ! 蕾ちゃんへの用件は私を通してからにしてください!」 さっきの一件は由紀にとって、及川脩を危険人物だと判断するのに十分な事件だったらしい。 先日とは全く態度が違う。 「そっか。じゃぁ、松原さん」 「、何ですかっ!?」 「僕、北大路さんのこと好きになったんですけど。 ――『蕾ちゃん』、僕と付き合ってくれない?」