想像していたものとはかなりかけ離れてた。


細い道を抜けると、その場所は自棄に目立っていて。


年代様々な観衆が集い、好き好きに声を張り上げている。

古びたビルと倉庫に挟まれた、やや横長の広場。

灰色コンクリートの地面で、観衆のいる面以外は金網に囲まれてる。



倉庫側の地面には──……


──バスケットゴール。