悪魔のいる教室

舌打ち付きでそう吐き捨てられ、ちょっと、いや、かなりムッとした。

コンニャロウ……。


確かにちゃんと話を聞いてなかった私も悪いけど、なんでそんなボケとかバカ呼ばわりされなきゃなんねぇのさ。

せめて『ありがとう』くらい言われても罰は当たらないと思う。


なにより極めつけは、そのめちゃくちゃ偉そうな態度!!


「……バカじゃねぇし」

「バカだろ」

「ボケでもねぇし」

「大ボケだろーが」

「……なんで私、怒られなきゃなんないのさ」

「あ?」

「封筒持ってきてあげたんじゃん」

「……お前、マジで人の話聞けや」


ついにイライラが最高レベルまで達したらしい悪魔の声は重く静かな地響きのように、鼓膜の奥深くまで響いた。

が、


「勝手な事すんなっつったろーが」

「そっ、そんなに怒る事ないだろ!?」


私だってかっなりイライラしてんだぞ、ムカついてんだぞ、オラッ!!