「や……そんなに大した用事じゃないよ。これ、今日中に渡すよう先生に頼まれてて」
栗原くんは持っていた茶色い長方形のものを見せる。
“重要”と赤い文字で書かれた封筒。
……十分大した用事じゃん!!
「でも、机に置いとくのも……あれだし、帰っちゃうかもしれないから……」
学級委員長という立場上か、人の頼みを断りきれないお人好しな性格のせいか、軽く悪魔の世話係的なポジションにいる栗原くん。
サボリ癖のある悪魔に必要事項を伝えたり、とにかく悪魔に関わる仕事のほとんどは彼が担当している。
それなのに扱われ方が可哀想すぎる。
こないだなんて、席替えした事を知らない悪魔にその事を教えてあげたのに、なぜか蹴られてた。
それでも仕事を放棄した事は一度もない。
責任感が強いのか、はたまたマゾなのか……。
でもたとえマゾだったとしても、私を気遣って『大した用事じゃないよ』って言ってくれたんであろう栗原くんを、私は嫌いになれないと思う。
そういう優しさにめっぽう弱い私は、
栗原くんは持っていた茶色い長方形のものを見せる。
“重要”と赤い文字で書かれた封筒。
……十分大した用事じゃん!!
「でも、机に置いとくのも……あれだし、帰っちゃうかもしれないから……」
学級委員長という立場上か、人の頼みを断りきれないお人好しな性格のせいか、軽く悪魔の世話係的なポジションにいる栗原くん。
サボリ癖のある悪魔に必要事項を伝えたり、とにかく悪魔に関わる仕事のほとんどは彼が担当している。
それなのに扱われ方が可哀想すぎる。
こないだなんて、席替えした事を知らない悪魔にその事を教えてあげたのに、なぜか蹴られてた。
それでも仕事を放棄した事は一度もない。
責任感が強いのか、はたまたマゾなのか……。
でもたとえマゾだったとしても、私を気遣って『大した用事じゃないよ』って言ってくれたんであろう栗原くんを、私は嫌いになれないと思う。
そういう優しさにめっぽう弱い私は、


