プルル…プルル…



何?電話?



夢の中で電話の音が響く。いや、違う。



「ん…何よ…」



布団にもぐったまま手を伸ばし、携帯を探る。



「…はい。もしもし」



今、何時だと思ってんの?夜中の3時に電話とか何?



「ネぇ、知ッテる?」



「…!?」



今日の人だ。思ったけど、この子は女の子だ。でも、なんで電話を?いたずら?



あ、そうだ。



「ねぇ、明日誰が死ぬのよ?」



もう日付は変わっているが、そんなこと気にしない。



「…奈津」



ブチッ



「ツー…ツー…」



…今、なんて?奈津が死ぬ?何バカなこと言ってんだか。もう寝よ。明日学校だし。



私はそのことについては気にせず眠りについた。