サクラサク -HARUTO-

トモダチ…



あぁ、



“友達”としてね。



「なに?期待しちゃった?」



「別に…」



「ホントに?ちょっとは期待しちゃったんでしょ?」



「別に…」



俺は悪戯に微笑みながら顔を覗き込んでくる桃花からプイっと顔を背けるとボソッと呟いた。



「好きになるとか…ありえねぇし…」



「は?」



「なんでもねぇよっ!!…っていうか、あれっ!!」



「え?」