「片桐先生の魅力はねー!」

俊子が立ち上がって、ホワイトボードに書き始めた


「でも、なんか付き合ったら大変そうじゃね? 

怖いし、いっつも先生の好きな所につれて行かれそう」

「あー… 確かに・・

自己中だしねぇ

えーっと、付き合ったら 大変、っと」


その自習室にいたみんなが真剣に意見を出し合いだして、書記の俊子は大変そう


「竹井先生に一票~」

授業が終わった真緒ちゃんが途中から参加して、やっぱりゲーマーはゲーマーを推した(笑)


「でも、竹井先生はかまってくれなさそうじゃない?

俺忙しいから今はムリ!とか」

「しかもその『忙しい』が、ゲームだったりねー!」


みんなが腕組みして真剣に言い合ってるのが、なんかおもしろい


うーーん…

よーくよーく考えたら、私は吉木先生かなあ。

授業受けたこともないけどね


「ねー 吉木先生はー?」

俊子がキュッキュッと板書した


40目前男の余裕っていうの?

片桐先生や竹井先生にはまだないしね~ ふふふ