なに今の!!ハァって!!
バカにされてるみたいじゃん むかつく~~~!!
下向いてる私を放って、先生は立ち上がって、制服のとこに歩いて行った
ひどい…
カサカサと制服の布擦れの音がする
その音が止まったと思ったら、またため息が聞こえて、あきれたような声で先生が言った
「エロいこと
止められそうになくて怖いんだよ」
目を見開いて
床を見た
「はいはい
また変態って言うんでしょ」
え…?
「そーです オッサンはいっつも
そんなことばっか考えてんです」
一緒にいたいと思わないとか、そうじゃなくて
先生の気持ちは、むしろその逆ってこと?
「危ないから
早いとこ帰りましょ」
そっか…そういうことかあ
「やだ 帰りたくない」
静かになって
時計の音まで
聞こえてきそうだった
「は… はい?」
振り向いて、立ち上がった
「帰りたくない」
先生に近づいていく
「からかってんの?
悪質すぎなんだけど」
違うもん
ちゃんと分かってる
こう言ったら、先生が止められないって言ってたことを
することになる
「え…ちょっと待って
それどういうことか分かってんの?」
「分かってるよ…」
先生が、私を欲しがってくれるのが嬉しい
だから …したい
私、嫌じゃないよ

